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シングルマン(ネタばれあり)

7月11日(月) 晴れ by ヨガビジャ


暑い日が続きますね〜。。
リーラスペースでは、今週末のリトリートに向けての準備が始まっています。

きのうは布団干しをしましたが、食堂棟の屋根の熱ときたら1分と立っていられない熱さです。

布団を窓から屋根の上に運び出し、


あっちっちっち−−−!!!(足の裏) ヾ( T▽T;)ノ


と1枚敷きつめる度に、ひさしが作る小さな影に入っては足の裏をクールダウン。そしてまた1枚と……随分時間がかかりました。

屋根から下を見下ろすと、ちーちゃんが日陰を求めて庭のあちらこちらをウロウロしてます。

日陰のコンクリートの上で、ダラ〜 … ┴┴o と横になってると思ったら、おもむろに起き上がり少し場所をずらして反対の側を下にして、また ダラ〜 … o┴┴。。。


脱げない毛皮はつらいですね。( ̄∇ ̄;)


キヨタカがきのうの日誌に書いた通り、夜は二人で「シングルマン」という映画を観ました。

きっとキヨタカ一人で観ていたら途中でギブアップしていたと思いますが、私につられて最後まで観てしまいました。

不思議な感覚が残る映画でした。

観終わった後味がなんとなく「ブラックスワン」の時と似ている感じがしたのは、主人公が死んでしまった事実は悲しいけど、死の間際に「ある真理というかスピリチュアルな理解や体験に到達した」という描かれ方(かな?)が、結果はどうであれハッピーエンドを匂わせていて、微妙などっちつかずな感覚を覚えたからかもしれません。
けっして悪い印象を受けた訳ではないのですよ。
ただ、味わった様々な感覚が自分でも十分に理解できていなくて、だから言葉にするのが難しいのに、なんとか表現したい…というジレンマのせいしら?


今朝、ふと思いました。
あの映画の主人公が女性だったらどうだったかしら?と。

最愛の人を亡くした女性が、そのダメージを引きずって生きている…
そんな映画ってあまり記憶にない気がするのですが。。

現実を見ても女性の方が一つの恋愛が終わっても(死別はまた違うでしょうが)逞しく生きている感じがするのですが、どうでしょう?
むしろ男性の方が恋愛に関してはダメージを受け易いというか、長く尾を引きがちな印象を受けます。

そこに(今回の映画の主人公もそうですが)すごく男性の脆さと純粋さを感じます。

この主人公はもう中年後期くらいの年齢設定だと思いますが、ハートには少年のような一途さとはにかみが感じられ、かわいらしくすら見えてしまいます。

銃で自殺しようと最初は椅子に座りますが、何を思ったのかおもむろにベッドに行き壁に置いたクッションにもたれ掛かり銃口を口に入れます。
が、気を取り直して今度は寝袋を持ち出しその中で、とか・・・。

発見された時の自分の姿をイメージしていたのかもしれませんが、ちょっとナルシストな姿が微笑ましくもありました。^^


その彼と、亡くなったパートナーの関係について考えていたら、
「知音(ちいん)」という言葉がやってきました。

由来はこちら ↓ です。

*****

中国の春秋時代、伯牙(はくが)という琴の名手がいた。
友人の鍾子期(しょうしき)が死に、伯牙は自分の琴の音をよく理解する者がいなくなったことを嘆き、琴の弦を切って二度と弾かなかった。そこから、自分を知ってくれるや親友を「知音」というようになり、よく知る人の意味から、恋人、女房、知人などにも、「知音」が用いられるようになった。

*****

この映画の主人公にとって亡くなったパートナーは「知音」、彼自身の半身であったのではないかと感じました。(今流に言うならソウルメイト?)

最愛の人の死を知った時、その葬儀への参列が許されないことを知った時の、ハートの一部をえぐり取られるような彼の痛みが伝わりました。
その時点で、彼自身の半分は死んでしまったのかもしれません。

でももし、あの映画が彼の死で終わらなければ、あの後の人生があるとしたら、彼の生の質は完全に変容してしまったのではないかしら。
あれはある種の悟りの一瞥だったのではないかと思います。

あれ(最後の理解と体験)以前は、パートナーとの過去の思い出が現在に在り、というより主人公は過去に生き、苦しんでいました。
でも自殺を決めたその1日と、そこで出逢った人や出来事が、彼を現在へと引き戻しました。

その瞬間の体験を表したのが、きのうの日誌の冒頭の部分です。

簡潔な言葉で真実のある側面を表現したかの如く、美しくすらあると感じます。

一見地味なようでも、深みがあり、真理のかけらがさりげなくちりばめられた暖かみのあるヒューマンドラマ、私にとってそんな位置づけの映画でした。


PS.(しつこいですが…)女性ではこうはいかない気がします。
  それは女性がこれほど純粋ではないということではないのですが、
  女性はもっとより現実的で、生きるということに対して前向きな
  パワーをもっているように感じるのです。
  この映画は男性同士だからこそ表現し得たなにかがある気がします。
  だから男性と女性の違いについても考えさせられる映画でもありました。

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コメント

何がネタばれありなのかよく分かりません。

最愛のパートナーを亡くしたこと、そのダメージから自殺を試みたこと、主人公が最後は死んでしまうことなどなど、私としてはネタばれだと思うのですが?

そうですか。なんかよく分かりません。

あー、分った分った、ストーリー展開をばらしてしまったと言う意味ですね。なぜか理解できなかった・・・。すみません。
( ´;ω;`)ブワッ

めでたし、めでたし。。。^^ v

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