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心頭滅却

2012年12月14日(金) 晴れ by キヨタカ

本格的な冬の到来となり、修善寺も寒い日が続く。
 
ここ富士見荘は、北側の斜面にそびえ立っているので、冷たい風をモロに受ける。
特に北西の角にあるキッチンの寒さはこたえる。
 
寒くなると、いつも思い起こすのが、次の言葉。
 
「安禅は必ずしも山水を須(もと)めず、心頭を滅却すれば、火も自ずから涼し」
 
碧巌録という、禅の有名な書物に載っている。
 
<瞑想が出来ない理由を、環境のせいにしてはダメ!
暑いとか寒いというマインド(取捨選択の心/心頭)をなくしてしまえば、どんな場所でも瞑想出来る。>
 
という意味だと、昔円覚寺で参禅していた時に、お坊さんから教わった。
 
Photo
まだ20代のサラリーマン時代に、土曜日になると鎌倉の円覚寺に出かけ、泊まりがけの座禅会に通っていたものだ。
 
円覚寺の禅風は非常に厳しい。
 
 
真冬に窓を全開にして、寒さに震えつつ坐禅をした。
わざわざ縁側に坐布を出して、雪景色を眺めつつ坐禅した事もある。
 
「寒梅は冬に咲く!」「心頭滅却!」「喝!」などど坊さんに気合を入れられ、警策でビシバシ叩かれつつ、頑張って坐禅に邁進していたものだ。
 
円覚寺ではなく映画館で彼女とデートして「スターウォーズ」でも観ていればあの頃の人生も楽しかったろうに…と今では思うけれども、当時は悟りを開く事が唯一の生き甲斐だった。
 
どうもあの頃の影響がまだ少し残っているようで、独自の寒さ対策として今実践中なのが…
 
1、裸足で過ごす
2、朝晩、冷水シャワーを浴びる
 
こうする事で、外側ではなく体の内側から発熱して、冬でも暖かく過ごせる筈なのだが…
 
しかしさすがに気合いだけで寒さを凌ぐのは、ちょっと無理がある。
 
そこで今、近所の大工さんに頼んで、キッチンの床下に断熱材を張る工事を施行中。
 
お陰で、心頭滅却しなくても、今年の冬は少し暖かく過ごせるかも?

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コメント

前の代の老師の時代はたしかに厳しかったようですね。

今の老師は横田南嶺老師といいまして、優しい人ですよ。33歳の時から指導者(老師)として活躍しています。
あなたがたのフーマンと同じ年でしょうか。

坐禅は安楽の法門なり、と楽しめるようになればしめたものです。
悟りを求める必要もなかったのですね(笑)。

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