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物理学者の道(2)

2013年5月18日(土) by キヨタカ 

中学生時代は思春期の真っ盛り! 

新たな希望に溢れて中学校へ入学した私は、新しいクラスの仲間を見て文字通り”昇天”しそうになった! 

なんと同じクラスに、私の憧れのマドンナ I さんがいたのだheart02

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「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」という言葉は、まるで彼女のために作られたかの様だった。

音楽の才能に恵まれ歌唱力が抜群で、音楽の時間には先生の代わりにピアノを弾く事もあった。

音楽家の道は諦めたとは言え、小学生オーケストラ部に所属、中学生になると迷わず吹奏楽部に入った私ではあった。 

しかしピアノはバイエル100番で挫折した私にとって、音楽の才能を彼女と比較するのも畏れ多いものがあった。

ブラスバンドで担当したトランペットをいくら吹いても、踊ってくれるどころか全く振り向いてくれる様子はない。

好きなんだけど、黙っているしかない。

遠くで星をみるように♪

ウブで奥手の私にとって、彼女にどうアプローチしてよいか手がかりはゼロであった。

 

ところで、当時は学校全体が受験競争を煽るのが当たり前だった。

そのシステムの一環として、我が中学校では期末テスト全員の成績をピンからキリまで全部廊下に張り出すのである。

その張り紙を見て、唖然としたcoldsweats02

なんとそのトップに、Iさんの名前が燦然と輝いていたのである!

・・・と、その時歴史が動いた。

その張り紙を見た瞬間に、私の中で強烈なひらめきが起ったthunder

「音楽では無理だけど、勉強で頑張れば彼女も振り向いてくれるかも知れない」 

恋は盲目と言うけれども、恋愛は肉体に様々なホルモンを分泌して時に魔法のような不思議な力を与えてくれる。

それから生まれて初めて猛然と勉強に励んだ私は、2学期の期末テストでなんと学年で一番になったのである。

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さらに生徒会の副会長に立候補して、「顔は西郷 輝彦なみ!」と絶叫した演説が大受けとなり見事当選!

そのまま順等に進めば、生徒会長間違いないというポジションを得た。 

さらに調子に乗った私は、友人の誘いでサッカー部にも入った。

生徒会にブラスバンド、サッカーそして勉強と、八面六臂の大活躍を始めるのである。

一躍、全校生徒の注目の的となった私は、当然彼女からも熱い視線を浴びるようになった。

ある日の放課後、サッカー部へ行こうとしている私の所へ彼女がおずおずと忍び寄った。

そっと数学の教科書を私の前に差し出して、「この意味が良く解らないんだけど、教えてくれる?」と恥ずかしそうに囁いたのである! 

気持ちが非常に高ぶって、フラメンコでも踊りたい気分だった!

「なんだい、俺にとっては簡単な事さ!なにしろ物理学者になるつもりだからね」

・・・とクールさを装って、本当は苦手だった数学の問題を一生懸命に説明したあの瞬間が、私の中学校時代の最高の場面だった。 

心理学で言うところのフローであり、何をやっても上手く行く状態だった。

私にとって、ピークエクスぺリアンスである。 

しかしピークの後には、谷底があり・・・

(PS ちなみにプライバシーの配慮から、Iさんの写真は吉永小百合さんに差し替えてあります。フラメンコの写真も、私ではない事は言うまでもありません。)

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