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いちばん楽な姿勢

2014年4月5日(土) by キヨタカ

 私の母は91歳だが、本を読むのが好きだ。Img_0355
 
周りの人から「凄いですね〜」と言われて、まんざらでもなさそう。
 
歳をとると、本が読めたり歩けたりするだけで褒められるのだから、長生きするってとても面白い体験だと思う。
 
そんな母にプレゼントする為に、加島祥造氏の「大の字の話」を買った。
 
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読んでない本をプレゼントするのも失礼なので、ざっと目を通したが、なかなか面白い。
 
加島氏は、長野県伊那谷に独居するタオイストで母と同じ歳。
 
私は、名著「求めない」を読んで非常に感銘を受けた。
 
あの本と写真だけでイメージした加島氏は、枯淡の境地に遊ぶ好々爺の仙人の様だ。
 
 
しかし、数年前テレビで実際の姿を拝見して、ビックリ仰天してしまった!
 
女性にはすごく優しいが、男どもにはかなり厳しくて、お近づきになるにはちょっと勇気がいる。
 
非常に自由奔放で、ちょいワルオヤジならぬ…
「ちょいワルジジイ」だった(@Д@;
 
本書を読むと、「ちょいワルジジイ」の本領発揮のエピソードが綴られて面白い。
 
伊那谷の冬は厳しくてさぞかし大変だろうと思いきや、70代半ばにオーストラリアでドイツ人の彼女と40日も過ごしたりしている。
 
しかも海で「大の字」で漂っている時に
「あそこをぐいと握られて モヒャ━━((゜Д゜Uu))━━!!!!!!」
禅や瞑想を超えた境地へ飛んで行った体験、などが書かれている。
 
80歳を過ぎてからは、「冬は寒いから(^-^;」
毎年ドイツ人の別の彼女とバリ島で一ヶ月を過ごしていたそうだ。
 
加島氏にとって、一番楽な姿勢が「大の字」になる事で、
人生の節々で「大の字」になった体験をサラリと書いている。
 
なぜ楽かというと、「赤子の姿勢に戻れる」からだと言う。
 
赤子の安らぎこそが、禅でいう「未生(みしょう)/うまれる前の生」とか…。
 
読者へのメッセージは、
 
「どこか、いちばん楽な姿勢になる場所を見つけるよう」
願っている、とのこと。
 
道元にとっては、「坐禅こそが安楽の法門」だと言う。
 
加島氏にとっては、「大の字こそがこそが安楽の法門」なのだろう。
 
若者に「大の字が安楽の法門」などと言われると、尻を蹴っ飛ばして起こしたくもなる。
 
同じ事を91歳の爺さんに言われると、たとえちょいワルでも、ものすごく有り難くて貴重な教えに聞こえるから不思議だ。
 
歳をとると、良い事もいろいろありそう\(;゚∇゚)/

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