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気づきとくつろぎ(キヨタカさんの助言1/2)

2014年7月29日(火) by キヨタカ

リトリート初参加のOさんは、瞑想は全くの初心者で「何を準備して良いか解らず不安」という事だった。

そこで事前に、ビデオ通話で簡単な質疑応答を行った。

内容を記録したそうで、後日送付して頂いた。

初めて瞑想をされる方に役立つ情報なので、参考までに修善寺日誌にアップしよう。

文章にすると少し長いので、2回に分けます。

 * * *

気づきとくつろぎ(キヨタカさんの助言1/2)

Oさん:お聞きしたいのは,まず,「気づき」ということについてです。
 
キヨタカ(K):瞑想では,「気づき」と「くつろぎ」、がごっちゃになっている場合が多いです。
 
「努力」と「無努力」とも関係していますが、この2つを混同したままにしている人が大勢います。
 
もちろん、やがて統合されていくものですが…
 
最初はこの2つを明確に区別すると、瞑想とは何かが解りやすくなるでしょう。
 
この現象世界は、天と地,男と女,昼と夜など、陰陽の織りなすタペストリーだと言う事はご存知でしょう?
 
瞑想も同じで,男性性と女性性があります。
 
瞑想には,「気づき」と「くつろぎ」の二つの要素があります。
 
どちらが男性性でどちらが女性性かわかりますか。
 
O:「気づき」が男性性で、「くつろぎ」が女性性です。
 
K:その通り!
 
「気づき」に働きかけないで、『あなたは既にそれだ!努力はいらない!』という教えだけを鵜呑みにして…
 
「な〜んだ、ただくつろいでいればいいんだ!」
 
と思ってやっていたら、何年くつろいでも目覚めは起こらないでしょう!
 
私の知り合いにも、そう言う人たちがけっこういます。
 
ただレットゴーして、酒を飲んだり、ゴロゴロしてくつろいで…、思考や感情の赴くままに行動しています。
 
「私は不在だ。何もする必要はない。全てはあるがまま、神の恩寵にお任せすればいい。」
「努力はエゴを強化するからダメ」と固く信じているのです。
 
しかし最初に、まず努力して「気づき」に働きかけないと、何も起こりません。
 
 
O:ステート オブ プレゼンスのことですか?
 
K:ステート オブ プレゼンスというのは「気づきそのものにいる状態」のことです。
 
まずは瞑想のみならず、日常生活で可能な限り「気づきそのものにいる状態」を保つ事が重要です。
 
「気づき」というと何か特別なことのように思いますが、私たちは誰もが「気づき」を朝から晩まで使っています。
 
「気づき」 は、あまりにも当たり前なので、見過ごされてしまっているだけです。
 
K:(Webカメラの前に物を出して)これは何ですか?
 
O:時計ですね。
 
K:(Webカメラの前に別の物を出して)これは何ですか?
 
O:携帯電話ですね。
 
K:はい、時計とか携帯電話を認識しているのは、既に「気づき」があるからです。
 
「携帯電話です」と言うと、思考が入り込みます。
 
けれども「携帯電話」と言う前に、物自体が既にあなたの中に飛び込んできませんでしたか?
 
O:四角い板のような形そのものですね。
 
K:(時計を出して)たとえばこれ。
 
見た瞬間に、「ぱっ」と、言葉以前にそのもの自体が「意識のスクリーン」に飛び込んできますよね。
 
その飛び込んで来た先に既にある意識のスクリーン、これが「気づき」です。
 
O:はい。そこに解釈を加えたら、別なものになるんですね。
 
K:はい、そこにマインドによる解釈が後からやってくるんですね。
 
だから、「気づき」というのはマインドに先立って存在している。
 
 
O:(解釈の前に気づきがある)なるほど、わかりました。
 
K:分かりましたか(*^-^)
 
ビックリするくらい当たり前の事でしょう?
 
もう一つ大切なことがあります。
 
認識されるものは、すべて「気づき」の対象物です。
 
O:はい。
 
K:そして、対象物は絶えず変化します。
 
それはちょうど鏡と同じようで、鏡は様々な対象物を映し出します。
 
Oさんの気づきの鏡に、いろんなものが映っているのです。
 
O:はい。
 
K:Oさんの中に気づきの鏡があって、いろんな対象物が映っています。
 
そしてその映っている対象物は移り変わり、時間とともに全て来ては去っていきます。
 
(時計や携帯電話など、物をどんどん変えながら)こうやって。
 
けれども「気づき」そのものは去っていかないんです。
 
O:はい。
 
K:始めから既にあって、今もあるし…
 
O:気づきの主体ですね。
 
K:そう、そこに留まればいいだけの、なんだか騙されているような馬鹿みたいに簡単な話です。
 
O:ふーん。
 
K:ところが、大部分の人は気づきの対象物の方にのみ意識が向いてしまうんです。
 
O:まあ、そうですね。
 
K:そして、自分とは「気づき」そのもである事を忘れている。
 
これが苦悩の根源です。
 
O:解釈が入るんですね。
 
K:例えば、iPhoneを見ると、見ている主体ではなく対象物のiPhoneへのみ意識が向かう。
 
見ている主体としての「気づき」を、すっかり忘れてしまう。
 
そして対象物の「iPhone」を見て、「iPhone」というマインドの解釈が入り込む。
 
そして単に解釈に留まらず、iPhoneにまつわる感情が湧いてくる。
 
「これが欲しい!」とか「欲しくない」と言う感情や欲求、さらに「どうやったら手に入るんだろう?」というような思考が湧いてくる。
 
そして「iPhoneが欲しい」という思考や感情そのものが、自分と同一化してしまう。
 
O:そうですね、わかります。
 
K:「iPhoneが欲しい」というのが私になってしまうけど、真実はそうではないんです。
 
「iPhoneが欲しい」と思うマインドの背後に、iPhoneを欲しいと思っている「私」という意識があるわけです。
 
そこに意識を向き返さなくてはならないのです。
 
「iPhone」という対象物に向かう意識のベクトルを、「私」へと180º逆転させるのです。
 
具体的にどうやったら、そこに意識がもどると思いますか?
 
O:うーん…
 
K:意識を戻すために、とても素晴らしい「問い」があります。
 
O:あっ、「私は誰か?」ですか!
 
K:そ〜うなんです。
 
O:リーラHPに「おすすめの本」というのありましたので,ラマナ・マハルシの「あるがままに」を買って来ました。
 
K:この本は、ほんと名著ですから…
 
O:この本は素晴らしいと思いました。
 
K:ま、ラマナの本はとても高尚に書いてあるので…
なんか実在とか書かれてあると、自分からかけ離れたような感じがしてします。
 
けれども全然そんなことはなくって、今このiPhoneに「気づいているあなたのことです。
 
O:ふーん
 
K:これが実在ですからね。
 
でも普通の人は「iPhoneが欲しいな」とかで終わっちゃうんですよね。
 
さらに一生懸命私が説明して、ようやく実在を体験してもらっても… その価値を全く評価しません。
 
「これ」がそうなの? こんななんの変哲も無い「これ」が実在わけないじゃない!
 
馬鹿にしないでよ\(*`∧´)/
 
…と叱られてしまったりしますが(;д;)
 
O:ええ
 
K:iPhoneを欲しいという思考がやって来たら、、それを欲しいと思っている「私は誰か?」とマハルシが言うように問いかけてみて下さい。
 
たちどころに意識のベクトルが、iPhoneから「気づいている私」の方へと戻るんです。
 
O:内側に戻るんですね。
 
K:そうです。でその戻ったところ、これがそれです。
 
O:それで、気づきを維持するということは、意識を常に内に向けるという感じでしょうか?
 
K:はい、最初は努力が必要です。戻る練習が必要です。
 
O:今、内側に戻る練習をしようと思っているんですけど。
 
K:無理しない範囲で、ぜひやり続けて下さい。
 
O:よく気づきのために眉間のところにエネルギーを集中するということを、聞くんですけど
 
K:あれはアジズのやり方ですね。
 
あんまりあれにこだわる必要もないんですけど…
 
O:ああ
 
K:今できるやり方があります。
 
O:はい。
 
K:(自分を指差して)まず私(キヨタカ)を見て下さい。
 
これ(キヨタカ)は、あなたにとって気づきの対象物ですよね。
 
O:はい。
 
K:対象物としてのキヨタカは、来ては去ってゆきます。
 
O:はい。
 
K:でも、今、知りたいのは「気づいている私」にエネルギーを向き返すこと。
 
O:はあ、なかなか難しいですよね。
 
K:ひっくり返すんです。けれどもキヨタカを見ると自然に意識がキヨタカの方に行ってしまう。
 
O:そうですね。
 
K:だから、それを、意識のベクトルを180度変えればいい訳です。
 
どうやるかというと、ヨタカを見たまま、コンピュータの枠の右と左を見てください。 
3つ見ていますよね。
 
視野が広がります。
 
O:はい。(3つを見ようとする)
 
K:今度はキヨタカを見ながら、コンピューターの枠の外の天井と床を見てください。
全体を見てください。
 
O:はい。(視野を広げてみる)
 
K:そうです。周辺視野を使って、左右,上下,キヨタカ全部をぼーっと見てください。
そうするとベクトルがキヨタカを見る方向から、視野全体に広がってゆく。
最後に、見ている自分へ意識を戻す。
 
O:(前を見ている自分の意識が後ろに下がって感じられる)ああ,自分の方に戻っていますね!
 
K:そうです、自分に戻ります。そこに本当のあなたがいます。
 
O:はあ,わかりました。(以前から意識を後ろに引くという同じことをやっていた)
 
K:これが実在ということです。
 
けっして難しく考えないでください。
 
O:これをずっと維持すればいいのでしょうか。
 
K:そうですね。たえずそこに「いる」(指をパチッと鳴らしながら)
 
                   …
                    …
                     …
 
K:それで、次のステップがあります。
 
「実在」は、「実と在」からなっています。
 
先ほどは、「実」の方をやりました。
 
鏡に映っている対象物は「実」ではありません。映っているのですから、現(あらわ)れた象(すがた)の方です。
 
それが、現象世界です。
 
実在の「実」というのは,「気づきの主体」の方です。
 
それは、もう解りましたね。
 
O:はい。
 
K:もうひとつ「在」の方をやりましょう。
 
「在る/ある」、これがとても大切です。
 
ラマナ・マハルシの本によれば、『問うべき唯一の問いがある』と言っていましたよね。
 
何でした?
 
O:「私は誰か?」ですね。
 
K:そうWho am I ?ですよね。
 
実は、もう一つ、大切な問いがあります。
 
何だと思います?
(…明日の日誌へ続く)

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コメント

前略、、、、。

 ”~~~~{にもかかわらず}、、、、、『私は在る』(我すでに真我なり)!”でも問いか~?!”

 おみごと、また本にして下さい^^非常に噛み砕かれていて、とっても解り易い(これだったら6月の瞑想会にでてた、おいちゃんも”ピンッ”と来るでしょう!、、、感覚でも?!是非読んでくれれば、、、、)

 これ以上、解り易い文章は今まで読んだことはないな~!^^; 2/2が待ち遠しい、、、、、。(たぶん明日だけど((^。^))

                yasuより
                                                 草々

yasuさん

>これ以上、解り易い文章は今まで読んだことはないな~!^^;

ありがとうございます。

一般公開するにあたり、読みやすい様に加筆訂正しましたので、他の方にとってもお役に立てれば嬉しいです♡

前略、、、、part 2/2(くどいね~[笑])

 ヨガビジャさんが言っていた通り、oshoでもアナディでもフーマンでもなく(空海でも^^)”親しみやすい和尚の様になる、、、、?!とか何とか((^~^))

 まさにその通り!”よっ、精神世界(瞑想家)の池上彰~”(繰り返しますが調子に乗りやすいタイプです^^;失敗も度々、、、、)
                           yasuより
                                                  草々

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