カモメのジョナサン
2015年2月23日(月) by キヨタカ
昨日ヨガビに聞かれた。
確か私が高校生の頃ベストセラーとなったリチャード・バックの有名な小説。
「食うことではなく、空を飛ぶこと自体に生きがいを感じる」という内容だったことは覚えているが・・・
果たして、最後はどうだったのか?
さっそくネットで調べた。
『飛行おたく』となったジョナサンは、「食うこと」に力を注がず飛ぶことに専念してばかりいたので、とうとう群れから追放されてしまう。
しかし、 それでも速く飛ぶ方法を追求し続けて・・・
遂にはもっと高い所(天国)へ修行の旅に出て、真実に目覚める。
なんと瞬間移動もできるようになったのだ!
天国から戻ったジョナサンは、若いカモメに真実を伝授。
フレッチャーというカモメを後継者に任命して、自らは別の場所にいってしまった。
驚くほどのステレオタイプなスピリチュアルなオチで、
思わず吹き出してしまった(´,_ゝ`)プッ
しかし70年代当時の人々にとっては、非常に斬新だったに違いない。
全世界で4千万部を超えるベストセラーになったというのだから、驚きである。
『生きるために食べるべきで、食べるために生きてはならない』
と、ギリシャの哲学者ソクラテスは言う。
『道心の中に衣食(えじき)有り、衣食の中に道心無し』
と、天台宗の開祖最澄も言う。
例えどんなに この地上で大成功をおさめ物質的に恵まれたとしても、心からの満足が得られない事を知っている人がいる。
そうした人々は、孤独だ。
しかし敢えて孤独を選び、自己に内在する可能性を追求せざるを得ない。
そうすればやがて正しいタイミングで魂が目覚め、神の栄光と喜びに包まれる日が訪れる。
ジョナサン問答というのがある。
カモメが100羽いたとしたら、その中の一羽の名前はジョナサン。
それでは、他の99羽の名前は?
答え:カモメのミナサン。
孤独を恐れ、「カモメのミナサン」に追従する必要はない。
「カモメのミナサン」があなたを非難する時、それはあなたが真実への道を一歩踏み出した事の証明なのだ。
だから、空高く飛翔するためのエールとして、ありがたく受け止めよう。
清く かがかに
貴く ただひとりに
なんじ 星のごとく
(by 佐藤 春夫)
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コメント
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拝啓、、、、。
一句
”清らかに
貴く飛翔し
天の如く”
P・s、、、バックはたしか、、、『イリュ-ジョン』(?!)が好きだったかな^^;
Yょㇼ
敬白
投稿: java花井 | 2015年2月23日 (月) 09時18分
高校生の頃、カモメのジョナサンを読んで、私もとても感銘を受けました。印象に残っている記述は、やはり、「他のカモメは食べるために、飛んだ。しかし、ジョナサンだけは飛ぶために、食べた。」です。聖書の中でも、「人はパンのみに生きるにあらず」とイエスさまはおっしゃっています。「何のために生きるのか」を自分自身に問いかけ続けることは、真実の人生を送るために必要なことだと思います。
投稿: コウクウ | 2015年2月23日 (月) 19時19分