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大丈夫?口撃

2018年1月25日(木) by キヨタカ

 2度目の大腿骨骨折で意気消沈していた母だが、奇跡的に回復。
 
最近は再び向こうから電話がかかってくるようになった。
 
有難い事ではあるのだが・・・
 
そっちは雪が積もって車が出ないだろう?大丈夫?」
 
「食料は買いだめしておかないとね、食べ物大丈夫?」
 
「毎日寒くて風邪引いてない、大丈夫?」
 
「まさか冬なのに海に行ってないよね?大丈夫?」
 
「お前の事が心配で、心配で・・・大丈夫?」
・・・
 
子供の頃から、この「大丈夫?口撃」を日常茶飯事に受けて育てられてしまった。
 
だから、随分と自分の可能性にブレーキがかかってしまい、
 
後でこのブレーキを外すことに相当の時間とお金を費やした。
 
今でも、あの時この「大丈夫?口撃」を受けなければ・・・と思う事が多々ある。
 
 
だからついつい・・・
 
「そんなに俺の事を心配しても、何の役にも立たなかったよ!」
 
「人の事より、また転ばないよう自分の心配をしろよ!」
 
と反撃し始めて、ハッと気づいた。
 
母にとっては、心配する事が唯一の愛情表現なのだ。
 
 
気を取り直して・・・
 
「心配してくれてありがとう。そっちの体調はどう?」
 
と問い返してみた。
 
すると、
 
「 最近は食が細くなり胸がつかえて・・・」
 
「お父さんと同じで食道がんかも?」
 
等々、切々と症状を訴え始めた。
 
そこで「大丈夫、心配だけど?」
 
と聞き返したら、「多分大丈夫だから安心してね」
 
とすごく嬉しそうに答えて、電話が切れた。
 
 
不思議なものである。
 
相手の土俵に無理やり乗せられて「大丈夫?口撃」を受けると腹が立つ。
 
しかし、相手を理解して相手の土俵に乗ってあげると、事がスムーズに運ぶ。
 
被害者意識を止めて、主体的に相手の土俵に立つ。
 
すると、相手との相撲を楽しめるようになる。
 
「右の頬を打たれたら、左の頬をも差し出しなさい」マタイ福音書5:39
 
キリストの有名な言葉の真意も、この辺りににありそうだ。

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