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時間泥棒

2018年11月6日(火) by キヨタカ

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 「ヒェ〜shock  今年も2ヶ月を切ってしまっった!」
 
「ろくに何もしてないのに、時間が足りない(^_^;)」
 
年末が近ずくと、恒例行事となっているこのお馴染みの焦燥感。
 
これって、もしかしたら「時間泥棒」に時間を奪われたせいかも知れない。
 
かなり古い映画だけれど、ミヒャエル・エンデ原作の映画「モモ」を見てそう思った。
 
 
『時間が足りない!」というこの独特の焦燥感って、一体いつ頃から感じ始めたのだろう?
 
幼稚園の頃は、そもそも「時間」というものは殆ど意識しなかった。
 
最初の鮮明な記憶は、小学校2年生の夏の終わり。
 
あと数日で夏休みが終わるのに、夏休みの宿題に全く手をつけてなくて・・・。
 
「ヒェ〜shock 」、と焦る感覚が初めて生まれた。
 
つまり小学校の低学年から、既に「時間泥棒」に時間を奪われ始めていたのだ!!
 
 
物語によれば、犯人は「時間貯蓄銀行」と称する謎の灰色の男たち。
 
時間が盗まれた人々は心の余裕を失ってしまうが、不思議な力を持つ少女モモの活躍で、灰色の男たちをやっつけて奪われた時間を取り戻す。
 
物知りの評論家によると、「灰色の男たち」とは「利息」の事であり拡大再生産をベースとした現代の「貨幣経済」の矛盾を突いた物語だと言う。
 
『童話作家が純粋無垢な子供達に対して、そこまで突っ込んだ物語を書く訳ない!』
 
とツッコミを入れたくなるけれど、・・・作者のミヒャエル・エンデ本人がその事を認めているらしい。
 
 
しかも、時間を取り戻す方法が凄い!
 
「時間の領域の外の世界」にある「どこにもない家」に入り、時間を管理するマイスター・ホラに出会う。
 
そして、なんと・・・
 
『時間を止める』
 
と言う奇想天外な大作戦を決行するのである!!
 
 
「灰色の男たち」は、他人の時間を奪うことで生き延びている。
 
時間が止まってしまい時間を盗めなくなった結果、持っている葉巻が無くなると同時に消えてしまい、めでたく時間を取り戻すのである。
 
「時間の領域の外の世界」とか「どこにもない家」とか、「時間が止まる」とか・・・
 
これって、まさに瞑想そのものの世界ではないか(@Д@;
 
私もさっそく目を閉じて瞑想に入り、めでたく「時間泥棒」から時間を取り戻すことに成功した(*^-^)。
 
 
もし小学校2年生の夏休みにモモを読んでいたら・・・時間に追われる焦燥感に悩む必要のない悠々自適の人生を送れたかも・・?
 
しかし、おそらく小学生の時に読んでも理解不能だったろう。
 
そもそも学校というシステムそのものが、実は時間泥棒の一味だったとは、親はもちろん学校の先生ですらご存知あるまい。
 
ましてや子供がそれを知る事は不可能に近い。
 
無知は、無知故の苦しみを体験してこそ、初めてそこから抜け出す事ができる。
 
だからこの長年に渡る焦燥感も、その為に必要な体験だったと言える。
 
 
時間泥棒を生み出す資本主義社会は、個人の意識を超えた集合的無意識の領域に深い影響を及ぼしているから、そこから抜け出すのは容易ではない。
 
還暦を過ぎてなお、初めて条件ずけされていた事に気づくことが多々あり、自分でもびっくりする事が最近多い。
 
時間泥棒に奪われていた時間の事も、それが条件ずけだと言うことが明確になったのはつい先日の事。
 
精神世界の成長の遅さにウンザリしそうになるが・・・「還暦を過ぎてなお成長し続けている」とポジティブに捉えよう。
 

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